
最近、某顧問先の管理職の方から、こんな相談がありました。
「部下の態度が悪く、すごく気になるのですが、『パワハラだ』と言われそうで、あまり突っ込んで指導ができないんです…」
あなたの会社では同じようなこと、ありませんか?
背景・悩みの構造
こうした声は、近年ますます増えてきましたね。
「指導」と「ハラスメント」の境界があいまいになり、部下を持つ管理職が「厳しい指導を避ける」傾向が強まっているのです…。
特に、若手社員の価値観の変化や、管理職への教育不足により、現場での指導がうまく機能しない事例も非常に多く見られます。
しかしその結果、現場の不満やトラブルが放置されてしまい、問題社員が誕生し、その影響で辞めてほしくない社員が辞めてしまうというケースも…。
私たちの対応・アプローチ
こちらの顧問先では、まず「管理職向けハラスメント研修」を提案・実施しました。重要なのは、どこまでが指導で、何が「ハラスメント」とされるのか?を現場の上司に正しく知って頂くことだと考えています。
最近では、部下の側の権利意識ばかりが強く、上司や会社側の方が立場が弱いのでは?と感じることも少なくありません。しかし、労働契約においては、部下は上司の指示・教育に従うことは至極当然のことなのです。
そういった当たり前のことも含め、改めて幹部・管理職の皆様に強く伝えさせて頂きました。
管理職の皆さんが安心して部下と向き合えるように、知識で武装するサポートをさせて頂いた感じです。
まとめ・読者へのひと言
御社の管理職の方はいかがでしょうか。
上司の最も重要な仕事の一つは、部下の教育・指導。その教育・指導ができるかどうかは、管理職がハラスメントと指導との線引きができるかどうかにかかっています。その理解があやふやですと、どうしてもハラスメントと言われるのを怖れて指導を躊躇・遠慮してしまうことになりがちです。
この問題は、以外と放置しがちです。しかし何も対策せずにおくと、少しづつ貴社の職場環境は悪化していき、最終的には取り返しのつかない状況になってしまうこともあります。
もし心配であれば、早めに手を打つべきだと考えます。
管理職が萎縮して部下に指導もできない組織は、結果として優秀な人材も離れていきます。
「うちにも似たような悩みがある…」という方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
初回60分の無料相談をご用意しています。