後藤

ある日突然、退職代行サービスを通じて連絡が入り、本人と一度も話せないまま退職が決定。

そんなケースが、以前は稀だったのに、最近では「珍しくない話」に変わりつつありますね。

背景にある若手の価値観

  • 対面で話すことへのストレスや恐怖
  • 上司への「相談しても無駄」というあきらめ
  • SNS的な“即断・即行動”の感覚

つまり、退職代行が流行っている背景には「逃げの気持ち」だけでなく、「信頼できる人に相談できない」「退職届を出しても辞めさせてもらえない」「説教されるだけ」と感じるような職場環境がある場合が多いのです。

私たちの視点と提案

「辞めたい」とすら自分で言えないのか!」「退職代行など非常識だ!」と単に切り捨てるのではなく、

  • 早期離職防止の仕組みづくり(定期的な1on1ミーティングや面談など)
  • 部下が本音を伝えやすい社内文化の醸成

など、「辞めたくなる前に相談できる仕組み」をつくることが、根本的な解決策になります。

そしてもっとさかのぼると、採用活動や入社時からの期待値をコントロールできていないこともよくあります。つまり、自社の良い部分ばかりを見せたり伝えたりしていないか?ということです。

まとめ・読者へのひと言

確かに「退職代行」を使われると気分は良くないです。正直に言えば、私も大嫌いです。しかし、「今の若者は…」と嘆いているだけではよくありません。

どうすれば社内のコミュニケーションをスムーズにできるのか?採用段階からの自社の関わり方そのものを見直し、アップデートしていく必要があると思いますが、あなたはどうお考えですか?

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